ストーカーLevel3 (5/9)

「青山さん、一緒に帰ろうよ」

「あ、沖谷くん!美月、一緒に帰ってあげなよ~」

「ええぇぇぇ」

「だ、だめなの…?(子犬のような目)」


うっ…やめろ、良心が…

沖谷唯は私がこの目に弱いことを知ってるんだ。


「…い、いいけど」

ああ言ってしまった。









「やった、うれしい」
ふわりと笑う。



「…………っ、」

罪だ。やっぱりかっこいいよ。

普通にしていれば、学校一の美少年と言われてるのにも素直に頷ける。










「いつも見るのは後ろ姿ばっかりだったから今日は横から見れるなんて夢みたいd「いろんな意味でやめて!」


「沖谷くん、後ろ姿って何?」

「ま、真理子!この人ちょっと天然でさっ、たまに変なこと口走るんだよねーだから気にしなくてもいいんだよっ」

「なんか必死だな」

「テ、テヘ★」

「こんなに可愛くない『テヘ』初めて見たわ」

「……………」




「まあいいや。仲良く帰ってね!」



とりあえず逃れられたけど、


けど、























何だろう、このプライドをズタボロにされた感じ。