金 麗 (2/62)




「麗、復讐したくない?」

「え?」

「そいつの志望校知ってる?」

「たしかK学院……

「俺らでそこ行こう。」

「え、でも、また虐められる」

「俺がついてる。任せろ」



私たちがK学院を受験したのはただこんな単純なノリだった。

あいつのせいで未来が固定されるのは侮辱でしか無かったが、復讐出来るのなら構わなかった。



「わかった、頑張ろう」