金 麗 (1/62)



〈金 麗〉


「死ね」

「ブース」



痣が絶えない。私の身体どうなってしまうんだろう。


そんな時も家に帰ると翔がいた。


「おかえり 麗。」

「ただいまぁ

「おいで。」

翔は私を抱き寄せてくれた。

毎日泣いた。

どうして私だけ、と。