0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (35/79)
「驚いたわね 確かなの?」
あ、ちょっと目が大きくなった。
「うん」
何回も生理の周期を計算したり、思い出した。
「リュウオウと したの?」
ズバッと聞くな。
「うん」
一緒に暮らして3ヶ月弱。そんな日もあった。
「もっと無機質な人かと思ってたけど」
フジコの発言にイラッとする。
「リュウオウ様は無機質なんかじゃない!」
フジコに何が分かる。
「え?」
「あの人は誰よりも孤独で純粋で それに優しいの!」
ジュリアのテンションに対し、フジコ先生は相変わらずの冷静さを見せる。
「惚れてるの?」
それがまた、気に入らなかった。
「違う!そうゆうんじゃない!」
「SCMの作用?」
「違う!ジュリアも!ジュリアもよく分からない!」
自分が今、どれだけ子供染みた事を言ってるかなんて分かってる。
「けど リュウオウ様を裏切ったりしたら許さないから!」
感情のままを口にしないと気が済まなかった。