0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (18/79)
ジョッ ギン
「ひい!やあ!」
更に勢いで、そいつの髪の毛を切った。無数の髪の毛がデブスの制服に落ちる。
「ハアハア 関係ない ジュリアの身体はリュウオウ様の 他の誰にも 誰にも 触るな」
「りゅ?なに 何なの?」
自分で話しながら、自分の言葉に光を感じる。
そうだ。ジュリアの髪も腰もおしりも、爪の先まで全部、リュウオウ様のもの。
色んな人に可愛い可愛いって言われてきたジュリアの全ては、リュウオウ様の為だけに存在してる。
「お前は ジュリアに触った 汚い手で このブス」
「う ぐっ」
キモブスは泣きながらこちらを見る。
「死ねよ マジ」
「ひ ぶひ ひ」
涙が出る根元に、ハサミの先を近付けると。
「短気は損気よ」
聞いた事があるセリフと共に、ハサミを持つジュリアの手元に冷たい手が触れる。
「さっきと立場逆転ね」
見上げると、台東フジコが立っていた。