0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (15/79)
今の時間は授業中。
自分の教室に戻った?いや、あの焦った様子だとジュリアなら帰ろうとする。
この学校には各階に女子と男子用のロッカールームがある。ジュリアは3階の女子ロッカーへ真っ直ぐに向かった。
ガチャ バタン
辿り着いたロッカールームから、人の気配がする。
ガラッ
「ひっ」
案の定、あのキモブスがロッカーからカバンを取り出していた。
「動くな」
キモブスはビビッたカバみたいに固まっている。
バチン!
「ひい!」
ジュリアはダッシュでキモブスの下まで進み、勢いよく頬を叩いた。こいつの姿を見た瞬間、一気に全身の血が頭へ登ったのを感じた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
こいつ、超ビビってる。
「勝負を申し込め」
速攻奴隷にしてやる。