0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (10/79)

「へっ?」


「大丈夫 先生いないし」


いつの間にかフジコ先生は保健室を出て行ったらしい。


「いや ちょっと具合悪くて」


「ふーん そっか」


つまらなさそうな声の直後、隣の女子は更に話し続けてきた。


「退屈じゃない?なんかお話しようよ」


何言ってんのこの子。今ジュリア具合悪いって言ったよね?


「例えば?」


仕方なく問いかけると、突然カーテンが開いた。



「SCMの話とか」



「え?」


今SCMって。


シャッ


ジュリアの思考がまとまる直前、その子はジュリアが寝るベッドの中に入ってきた。