0004 目黒 マサカズ (26/29)

ジョキ ジョキ


引き続き、俺は若者のパンツを切る。


切れたトランクスの布が、若者の股間を隠すだけになった。


「それ邪魔 取って」


さっきまでルシエに同情したが、この女はやはりそういう趣味の変態女か?痴女だ痴女。


俺は汚い雑巾でもつまむように、若者の股間を隠す布を取った。そりゃできるだけ男のそれ付近には、触りたくない。


「はは いいざま」


全身グルグル巻きに縛られ、股間だけさらす若者。若者の情けないマニアックな姿に、ルシエは笑い声を漏らす。


若者は目を強く瞑り、泣いていた。


俺が言うのもあれだが、この女最低だな。同情するよ。本当に。


俺は客観的に事を見ていたが、若者の股間があらわになると、ルシエは俺に向かって信じられないことを言った。



「しゃぶれ」



「え?」



「しゃぶるんだよ それを」



ソレとは俺の隣に座る若者のアレだ。サイドブレーキじゃない。



「早く」



ルシエは携帯を構え、俺たちに向ける。



「ん゙ー!ん゙ー!」



必死で嫌がる若者。



ふざけるな!俺の方が嫌だ!



「早く!」



しかし、思考よりもルシエの声の、例えようのない衝動が俺を動かす。



俺は顔を若者の股間に近づける。



俺も、多分若者も目を瞑っていた。



俺が口の中に、生暖かい物を含んだ瞬間。



ピロリン



ルシエの携帯が鳴った。



「あはは ほら 動けよ!」



ちくしょう!こいつ写メじゃなくてムービー撮ってやがる!