0004 目黒 マサカズ (24/29)

若者は鼻息を荒くしているが、どうしようもない。ルシエは車内の電気を着けた。


「これで そいつのズボンを脱がして」


ルシエはそう言いながら、布を切る為の大きなハサミを俺に渡す。お前はドラ●もんか。


脱がすというより、切れという感じか。


「ん゙ー!」


若者は体を必死に動かすが、ビニールテープ1個全てを使っただけあって、席ごと壊さないと逃げられないだろう。


俺は若者の股間付近のビニールをジャージごと切ろうとしたが、動くせいでうまく切れない。


「騒いだら大事な所が切れちまうぞ」


俺は若者の腰を押さえながら言った。直後に若者はおとなしくなる。


「アソコあたりだけでいいから」


携帯片手に、後ろから覗きこみ、指示をするルシエ。携帯の持ち方から、明らかにカメラモードにしている。


なんだこの女。こういう趣味か?そういう話なら、俺が相手になるのに。


ジョキ ジョキ


動かなくなったおかげで、順調に若者のジャージのズボンが切れた。


男もののトランクスが出てくる。ちくしょう、女だったらよかったのにな。