0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (17/91)
「え!うそ!やだ!」
ジュリアも自信あったけど、リュウオウ君はバカみたいに強かった。
「うそ!今の何連鎖!?」
「17連鎖」
リュウオウ君のその言葉と同時に、ジュリアは完敗した。
「えー!やだ!もういっ かは 」
『 カチッ カチカチ 』
ジュリアの口から音が鳴った瞬間、胸がドクンと鳴る。
軽い眩暈と吐き気の後に感じる、焦りと緊張感。
「どんな気分?」
原因はまだ見慣れない家の室内や臭いじゃない。
「心臓がくるしい 気持ち悪い 怖い」
「そう」
この小さな子供、リュウオウ君に、ジュリアは緊張している。
「ねえ 服脱いでみて」
突然の言葉に疑問を感じても、嫌悪感を感じても。
ただ脱がなきゃ。脱がなきゃ。っていう気持ちだけが先走る。
寒くて暗い室内で、ジュリアは服を脱いでいった。
パソコンからの光がジュリアの肌を照らしてる。
リュウオウ君の鼻息が聞こえる。