0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (11/91)
「1610年に監禁されていた娘の1人が脱走して ついにエリザベートの城で捜査が行われることになった」
「あ 逃げた人がいたんだあ」
城に入った役人達は、多くの無残な死体と、衰弱した生存者を発見する。
また、城のいたる所に多くの死体が埋められていることも明らかになった。
エリザベートさんのベッドの回りには、流れ落ちた血を吸う為に灰がまかれていたという。
針のついた球形の狭い檻の中に女の子達を入れて、身動きするたびに傷つくのを見て楽しむこともあった。
「超ドS通り越して異常じゃん」
思わずリュウオウ君の前でドSとか言っちゃった。
「具合が悪い時には 女の子の腕や乳房や顔に噛み付き その肉を食べたんだって」
自慢にも聞こえるテンションで話すリュウオウ君に、ジュリアはすでにドン引きしていた。
凄まじ過ぎるんですけど。エリザベートさんハンパないんですけど。
「そもそも そのエリザベートさんって なんでそんな残酷な事をするようになったの?」
「ある時 失敗をした侍女に折檻して その血が彼女の手の甲にかかったんだ」