0016 葛飾 ジュリア 蛹 編 (7/91)

「ていうかハンガリーってどこ?」


「東ヨーロッパだよ」


リュウオウ君は不機嫌そうにそう答えた。


ていうかヨーロッパってどこか聞いたら怒られそう。


「バードリー家は有力者が多かったけれど エリザベートの近親者には同性愛者 悪魔を崇拝する人 それに色情狂もたくさんいた」


しきじょうきょう?ああ、スケベって事ね。こんな子供から色情狂なんて言葉が出るなんて、超違和感なんですけど。


「エリザベート本人も幼い時から感情の起伏が激しく イカレタ性格をしていた」


リュウオウ君はさらに続ける。


「これは一族が財産や権力を保つ為に 血族結婚を繰り返してきた影響が濃厚って言われている」


「血族結婚?」


ジュリアにはリュウオウ君の話がほとんど理解できなかった。


「兄妹や従兄妹同士とか 近い親戚で結婚することだよ」


「何それ 何でそんな事するの?みんなモテなかったの?」


「だから一族が財産や権力を保つ為って さっき言ったじゃん」


あれ?言ったけ? なんだか立場逆転でジュリアが下になってきた気がする。