0015 台東 フジコ (36/58)
多少イラッとしたけど、私は話し続けた。
「器の大きい女を見ると その子と同等以上の自分を見せたがる」
「挑発しても いい事無いっすよ」
冷静を装っているけど、彼はまた私に話しかけ、さらに立ち上がっていた。
何の根拠も無いけど、彼の一挙一動から私に対する食い付きを感じる。
私は小指を突きだし、大田ユウガに見せた。
「本当は心もチ○コも小さいのにね」
バチッ
暗い水面に火花の光が映る。
「もういい」
フフ。食い付いた。
私は腹の下がムズ痒(がゆ)くなるのを感じていた。
怒ってる 怒ってる。
こうやって人をおちょくるの大好き。
やっぱり私って性格が歪んでるのかしら。
「荒川エイアの奴隷になったんでしょ?彼女も不思議な魅力がある子よね」
まあ荒川エイアの事は全然知らないけど。
「元々はあなたより 彼女に興味があった」
なんだか調子付いてきたわ。ここからはハッタリをかまそうかしら。