0015 台東 フジコ (32/58)

私はちょうど杉並さんと文京さんの間にいた。


私は文京さんに肩車をしてもらい、ゆっくりと中心へ向かう。


中央達も、足立シヲリを乗せたまま中心に集まって来た。


「こんな状況でもルールを守らないと負けちまうもんなあ 律儀だよね」


大田ユウガの推測は当たっていた。


暗黙の了解の様に、この期に及んでも中央アタルと私は勝負のルールを守っている。


「まあ 大体察しは着くと思うけど あんた達をまとめて奴隷にする」


大田ユウガ。


一時は私の奴隷になったけれど、私のSCMの縛りを解いた。


私が解放した訳では無いから、誰かの奴隷になったのね。


リュウオウ側の奴隷になった可能性も考えたけど、この様子だと彼の仲間、荒川エイアが彼の主人になった可能性が高い。


「荒川エイアは?」


中央アタルが突然そんな質問を大田ユウガに聞いた。


大田ユウガはアゴでプールの外を差す。


「来てますよ」


どちらが主人かは分からなくても、中央アタルも私と同じ事を考えていたんでしょう。


やはり、大田ユウガの主人は荒川エイアね。