0004 目黒 マサカズ (15/29)

「けど あたしの復讐はまだ終わらない あんたに山に置き去りにされた後 あたしはまたレイプされたんだよ?」


そうなのか。そりゃ下半身丸出しなら、ありえなくもないか。俺がなんとなく、ルシエの顔を見ると、ルシエも俺を見ていた。


目を広げ、力や怨念が込もっているような。なんていうか、マジイっちゃってる目だ。


「ほら 何か言えよ」


「すみません」


バチッ!


「ぐっ」


ルシエは靴を履いたままの足で、俺の腿(もも)あたりを蹴った。土足で俺の部屋に入ってるんだ。


「何が すみませんだ すみませんで済んだらSCMはいらねえんだよ」


だからSCMってなんなんだ。


「あの SCMって 」


「誰がお前みたいなクズに教えるか」


俺はSCMについて聞こうとしたが、ルシエはそう言い放った。


くそ!くそ!くそ!


「あんたはあたしの言うことを 黙って犬みたいに聞いてりゃいいんだよ」


犬だと?


「あ これから返事を言う時はワンって言って」


ふざけんじゃねえ。


「はい」


バチッ!


ルシエはまた俺の足を蹴った。


「はい じゃないでしょ?」



「わ」



「ワン」



「あははは!マジウケる!」



くそ!くそ!くそ!くそおお!