0014 大田 ユウガ (57/60)
「命令が2つある」
命令。台東からの命令だ。
「荒川エイアを探して奴隷にしろ」
エイアは今、僕の斜め後ろにいます。
ミラー越しに、長いまつ毛でお目々をパチパチとさせています。
そして僕が彼女の奴隷になりました。
心の中でツッコミを入れていると、目黒が2つ目の命令を話し始めた。
「3日後に リュウオウ派閥との決戦がある」
心臓がドクンと動いた。
「日時と住所は後でメールで送るから 当日そこに来い」
台東派閥とリュウオウ派閥の決戦?
すごいな。
どうやってリュウオウの連中を引っ張り出したんだ?
質問をしようとしたが、電話は直後に切れた。
「何?何だって?」
僕は電話の内容をエイアに全て報告した。
台東の派閥とリュウオウの派閥の全面戦争だ。
「僕は台東に復讐がしたい」
僕は想いをそのまま言葉にした。
「悔しいんだ」
僕の口から溢れた言葉を、エイアは黙って聞いている。
「どんなに馬鹿馬鹿しくても負けは負け 僕は台東にハメられて負けた」