0014 大田 ユウガ (36/60)

「今も必死で僕を探しているよ」


最後に連絡した時は、たしか車でズシオウマルといた時。


金を返せって事と、デリヘルの仕事をするとか言っていた。


「っていう事は あなたが連絡すればシンノスケに会えるのね?」


しまった。


台東の目的はシンノスケだ。


シンノスケと再会する為には、手段を選ばない可能性が高い。


台東の言葉に、僕は何も言わないでいた。


「フフ 次の質問は何かある?」


機嫌の良さそうな声で、台東はそう続けた。


余裕なんだ。


"僕なんかいつでも奴隷にできる"


"シンノスケとはもう、いつでも会える"


「新宿セイヤに会ったのに なぜあいつを奴隷にしなかった?」


僕は動揺を隠し、さっきまでの話の疑問を聞いた。


「新宿セイヤは 仲間と会う時にも SCMを外して来たの」


ああ。なるほど。


以前、僕の下にリュウオウの奴隷として来た時と同じだ。


SCMを着けていないと、こちら側の奴隷にしようがない。




ちなみに台東が初めの手紙で言っていた"2人の奴隷"というのは、文京でまず1人と、目黒か杉並のどちらかだろう。


2人目の奴隷を手に入れた時点でセイヤと僕に手紙を出した可能性が高いね。