0014 大田 ユウガ (31/60)
「高校を卒業後 僕達は2人で一緒に事業をする為に 金を貯めていた」
「それで?」
「シンノスケはホストや現場仕事まで 何でもやってたよ」
「ああ あの人ホストもしてたの」
シンノスケの情報を多く持つ僕にとって、こんなにも気分が高揚する事は少ない。
「そろそろ僕の番だ」
思わず自慢話のテンションで余計に話をしてしまいそうになる。
「そうね いいわ」
勝負の答えを教えろなんて言っても、答える訳無いか。
「リュウオウの奴隷をどうやって3人も引き込んだ?」
僕の興味はそこだ。
「初めは 文京さんを奴隷にした」
少しの間の後、台東の声が聞こえた。
初めに文京という男を奴隷にしたのか。
「彼が病院に入院していた所を 強制勝負で奴隷にしたの」
強制勝負。
脅迫による勝負だ。
他のSCM所有者の情報は少ないが、所有者の間で、それが蔓延(まんえん)化しているのを感じた。