0014 大田 ユウガ (32/60)
それにしても、台東は大の男を奴隷にしたのか。
「どうやって?」
「薬物で」
おっかない女だが、病院で薬物か。
看護師の可能性が高いな。
「あんた 看護師か?」
「私の番よ」
お互いに、一歩も譲らない勢いだ。
「さっきの続き」
えっと、どこまで話したっけ?
「2人でお金を貯めていた所」
そうだ。
「そうして 僕達は300万を貯めた」
「へえ すごいわね」
シンノスケが150万、僕が150万。ちょうど半分ずつだ。
「そんな矢先 あいつがSCMの話を持ち出した」
「彼が?」
僕は唇を濡らし、話を続ける。
「金を貯める為と事業を起こす為に 色んな仕事を見ていたから あいつはその手のネットビジネスに興味があった」
ここまで。
「あんたの番だ」
「ケチね 確かに私は看護資格を持っている」
テンポが早い。
台東もシンノスケの話を聞きたがっているんだ。
そしてやはり台東は看護師だった。
「それで?」
僕は台東に、話の続きを要求した。
「文京とかいう男を奴隷にしたのは分かった 残りの2人はどうやって奴隷にした?」