0013 品川 ゼロ (85/103)
そして画面に出てきたのは。
「せ 正解です」
「ふぅ」
僕の正解という言葉に、中央さんは大きくため息を漏らしました。
正解した。
やっぱり少年のせいだ。
けどその前に、クイズの答えの7.5度が気になりました。
「あの 僕には分からなかったんですけど 3時15分の長針と短針の間ってどうして7.5度なんですか?」
「お ああ 導き出し方はいくつかあるんだが」
中央さんは、またライターを取り出し、火付け石だけをシュッシュッと鳴らし始めます。
「普通に想像してしまうと長針と短針は重なって0度って錯覚したりもするが」
「はい」
僕はそう思いました。
「けど実際に短針が3時の3の部分にピッタリ止まってるのは 3時の時だけだ」
「はあ」
「3時15分の時点で 短針は長針の15分ぶんだけ4時に向かって動いている」
「え?」
中央さんは「3時15分の時点で短針は長針の15分ぶんだけ動いている」という言葉を強調しましたが、僕はすぐに理解できませんでした。