0013 品川 ゼロ (60/103)

「これだ」


中央さんはそう言うと、携帯の画面を見せてきました。


画面には、大きくクイズゲームと書かれています。


どう見ても、普通にクイズゲームが始まる前の明るい雰囲気の画面です。


「このアプリのクイズゲームはシンプルだが 問題がおもしろくてな 時々やっているんだ」


中央さんは、僕と少年が画面を見たのを確認すると、手元に戻してまた操作しはじめました。


「このアプリのクイズには ただひたすらランダムに問題が出されて それに答えていくモードがある」


楽しそうにそう説明する中央さんですが、いかにも仕事ができそうな大人の人が、携帯のゲームを会話に出すことに僕はビックリしていました。


操作した後、もう1度画面を僕と少年に見せてきます。


画面には、問題らしい文章と4択の答えが出ていました。


そして、制限時間らしい残り時間もあります。


「問題は全て4択 制限時間は45秒」


制限時間があるのは嫌だけど、4択ならなんとかなるかもしれないと思いました。


「だ け ど」