0013 品川 ゼロ (4/103)

ただ、ある言葉を思い浮かべた時にスーッと心の重みが消えたんです。



もう誰も恨まないし、怒る事もありません。



僕は恨んだり憎んでも、そこからは何も生まれないことを知っています。



自分が被害者なら、誰も傷つかないからと、自分の優しさに酔っている訳でもありません。



死にたいとか、そんな気分でもありません。



誰からも何も奪わないから、僕から何も奪わないで欲しいだけです。



僕は、家族も恋人も友達も夢も憎しみも失いました。



残ったのは、僕だけです。



世界にとってプラスでもマイナスでもない、ゼロの存在。



世界に何も影響しない、影響されたくない世界にとってゼロの価値。



それが僕の願いです。



人にも運命にも何も求めないし、手に入れない。



大切を失う辛さを味わいたくないから、世界のすみっこでおとなしくひっそりと生きたいんだ。




思い浮かべた言葉は




もう疲れた




最近頭が痛い。




数時間、記憶が無くなることもある。




変な夢も見るし。




あ、僕は 甘いお菓子が大好きです。