0013 品川 ゼロ (3/103)
先生の介入で場は治まりましたが、噂は一気に学校中に広まり、部活の後輩も僕に話しかけなくなりました。
結局、後味の悪いまま高校を卒業しました。
そして僕を育ててくれた施設のおじさんとおばさんは、施設にいた15歳と16歳の女の子に売春をさせた疑いで警察に捕まってしまいました。
売春をしたのは女の子達の意思だと知っていた僕は、警察に言いましたが、女の子達の証言の方が強く反映され、僕の話は相手にされませんでした。
同じ時期に重なった出来事に、僕はたくさんの人をたくさん憎みました。
友達も女も仲間も育ての親も状況も運命も自分も。
とてもたくさん恨み、本人に当たるほどの勇気も無いので枕に叫び、物に当たりました。
そして、それから数週間で僕は気持ちを切り替えました。
切り替えたというか、気付いたというか、諦めたというか。
僕にもよく分かりません。