0012 墨田 ズシオウマル (54/71)
「なのに俺を否定すんなよ」
カチッ
ユウガはタバコを取り出し、それを吸い始めた。
「計算違いは良くも悪くも いつもエイアだった」
奴の様子が今までに比べ、落ち着いた。
「まずSCMの戦いを反対しだしたのが たまらなく嫌だった」
アヤくんの震えはやっと止まり始め、本人は布団にくるまってユウガを見ている。
「そして金で動かない」
ユウガはいつもの様に微笑む。
「300万とか実際どうでもいいだろ?」
300万?何の事だ?
ユウガの言葉に、エイアは何も応えなかったが、奴はそのまま話し続けた。
「僕は内心焦った エイアを確実に味方にしておきたい 邪魔をして欲しくないってさあ」
自己中心的な男だ。
「だけど面倒臭いボディーガードまで現れた」
ユウガの視線の先は、私だった。
ボディーガードとは、私の事か。
「僕は考えた エイアにより確実に保険でいてもらう方法を」