0012 墨田 ズシオウマル (51/71)
「あのブログの掲載時期と セイヤがジュリアと別れた時期から分かる 恐らくジュリアがリュウオウの奴隷になった時期」
アヤくんはただ下を向き、まだ体を震わせている。
「それらと3ヶ月ルールの計算が合わない」
「奴隷に自身を傷付ける行為をさせるのには早過ぎるはずなのに リュウオウはそれを行っていた」
ユウガは、組んだ腕から指を3本立てた。
「本来なら3ヶ月以上かかるのに だ」
わずかに目を細め、諭すようにこちらを見る。
「なぜか?」
あまり気にはならないが、ユウガの説明は止まらなかった。
「答えは簡単だった」
ユウガは凍えるアヤくんを見ながら、3本の指を閉じて、広げる。
「必要なのは『調教』だ」
「具体的には 」
「キモいんだけど」
ユウガの話の途中で、エイアが切り出した。
ユウガは話を止め、ただ微笑んでいる。
「すっっごく後悔してる」
「僕との出会いか?」
エイアは小さく首を振る。
「もっと早く 本気で止めれば良かった って」