0012 墨田 ズシオウマル (48/71)
「ズシ!」
構うなエイア!
アヤくんがどうなっても私の責任でいい!
『 ュイ──ン 』
一足遅れて、アヤくんもSCMを着けた様だ。
だがそんな事はどうでもいい!
エイアは必死で私の胴を抑えていた。
私の優先はエイアだ!
ユウガを噛み殺す!
勝負しろユウガア!
「ガアアアアアア!」
「あた あたひが受ける」
私の吠えに突然、アヤくんが応えた。
「アヤカ 出ろ」
私が今にもエイアを振りほどこうとした時、ユウガはアヤくんに風呂から出るように指示をした。
状況への疑問に、私の勢いがわずかに収まる。
「ズシオウマルからアヤカへの申し込みが 成立した」
ザブ
アヤくんはガタガタと震えながら、湯船から出ようとする。
バチャ
だがズルリと腰を着く。
氷水で体が固まり、うまく立てないようだ。
すぐにエイアがアヤくんを支え、湯船から上がらせた。
疑問は多々あるが、どうやらユウガは私とアヤくんに勝負をさせる事で、納得した様だ。