0011 中央 アタル (139/142)
何はともあれ、俺も晴れてまたリュウオウの奴隷となった。
奴隷の奴隷の、また奴隷。
もう疲れたよ。何回も吐いたし頭痛もする。
全てをジュリアに報告し、ゼンイチは病院に送り届けた。
今は冬だが、家で自家製花火を作ったら失敗したとか、適当に嘘をつかせた。
大分時間が経ったりで、指がくっつくのはほぼ無理だそうだ。
まあ、悪いがどうでもいい。
ゼンイチを病院に行かせる前。
奴隷になったゼンイチに杉並ルシエを呼ばせ、中野タイジュと会った瞬間、中野タイジュが彼女の仮の主人になる。
実際、今までの頑張りが嘘みたいにあっさり奴隷になった。
懸念していた駐車場での銃の暴発も、その後警察から何も連絡が無い。
もしかしたらゼンイチの方に来ているかもしれないが、その際も足立シヲリを含む全員で知らぬ存ぜぬを決め込み、最悪ゼンイチ1人に罪を着せることになっている。
ていうか困ったら花火と言えと命令させた。
それにしてもショックだったのが、ゼンイチを奴隷にした後の中野タイジュの指摘だった。
事の経緯を中野タイジュに話したら、彼はこう言った。
「つうかゼンイチの奴隷になりかけた時 足立さんが中央と勝負すれば良かったのに」
「あ」