0011 中央 アタル (138/142)

「お前に選択権は無えんだよ ほら言えよ 勝負は殴り合い ギブアップした方が負け」


「デメー!クソガキ!覚えてお ぶっ」


バチン!


また殴った。中野タイジュが言っている事は滅茶苦茶だが、ゼンイチの自業自得だな。


結局その後、明け方までゼンイチは勝負を受けなかった。


ゼンイチが騒ぐものだから途中場所移動を挟み、およそ2時間以上、ゼンイチは奴隷になることを拒んだ。


その間、中野タイジュはゼンイチを殴り続け、ライターで眉毛やマブタを燃やそうとした。


足立シヲリに任せなくて良かったよ。


ゼンイチのマブタや鼻先をライターであぶろうとした時は、さすがに足立シヲリがそれを止めた。


朝8時頃、やっとゼンイチは中野タイジュの奴隷となった。


その頃にはゼンイチの片眉は焦げ、頬は紫色に腫れて鼻血が固まり、口で息をする状態。


中野タイジュもゼンイチの歯で拳を傷付け、終いにはヒジで奴を殴って服に唾液と血を付けて帰った。


恨みがあるとはいえ、中野タイジュがゼンイチにそこまでしたのには恐怖というか面倒臭さを感じたよ。


結局、鬼の中野と仏の足立で、ゼンイチも負け前提の勝負を受理して直後に負けを認めた。