0011 中央 アタル (127/142)
短時間一緒にいただけだが、足立シヲリは表向き強情で男勝りな女だ。
こんな場面で謝るイメージじゃない。
現に、未だに彼女はただ黙っている。
ゼンイチはニヤニヤしたままだが、突然「ど!」と言って銃を足立シヲリに向けた。
「ち ら に」
次に俺に向け、また足立シヲリに向ける。
「しよう か な」
あの野郎、謝らない足立シヲリへの見せ締めか、遊び半分か、俺と足立シヲリへ交互に銃口を向け始めやがった。
「ゼンイチ様の言 う と」
銃口を向けられたのは
「 お り」
俺だった。
ゼンイチが引き金にかけた指を添えると、カチッと鳴る。
そう、あそこで1回引っかかるっていうか、あの野郎、街中だぞ!
「ごめなさ 」
足立シヲリが早口で謝ろうとした瞬間、ゼンイチは躊躇もしないで引き金をひ
ダッアン!