0011 中央 アタル (114/142)

この銃は手作りなんだ。


ネット上に作り方が載ってあったのを、過去に本気で作ってみた。


分かった事は、買った方がいいんじゃねえかって思うほど、手間がかかるということだ。


ピストル自体は弾丸のシャトルでしかない。


重要なのは弾丸だ。


銃や対応したサプレッサー(消音器)も日本で手に入れるのは難しい。


だから作った。粗末なもんだけどね。


もちろん弾丸こそ手に入れるのが難しいが、弾丸はなんとかネットで手に入れた本物だ。


弾丸1発分で、安キャバに行けるくらいのアホな値段だったよ。


過去に試し撃ちはしたことあるが、1発目で銃自体がバラバラにぶっ壊れちまった。


その時は無事で済んだが、下手したら暴発して俺の手が吹き飛んじまう。


今回は銃も壊れずうまく撃てたが、持つ所がクソ熱い上に、俺は手下ゴリラに当てる気は無かった。


思いっきり反らしたつもりでも、弾丸は手下ゴリラの腿に当たっちまったんだ。


照準がデタラメだ。


こんなバッタもん、2発も3発も撃ちたくない。


「テメー」


さすがのゼンイチも、卓の上で炭酸と混ざり、泡立った血溜まりを見て静かになったな。