0011 中央 アタル (111/142)
「テメー SCM外してんだろ?何でだ?」
ゼンイチは今度は直接俺に聞いてきたが、誰がお前に負けたからSCMを外しました、なんて教えるか。
「いいから着いて来い」
俺は要求を突き通した。
「テメーゴラ!ざけんな!」
ゼンイチがそう怒鳴った瞬間、隣にいた1人が俺に飛びかかって来た。
ガタン バチン
俺は空いてる右手で手下ゴリラを迎え、ぶん殴る。
手下ゴリラは見事にその場にこけてくれた。
ゴヅ
すかさず後頭部を思いっきり踏みつけ、手下ゴリラは思いっきり額(ひたい)で床にキスをする。
俺は後頭部に片足を置いたまま、股に体重を込めた。
鈍い音の後、手下ゴリラもすぐに立ち上がろうとするが、こっちも必死だ。意地でも起き上がらせない。
「テメー!」
ゼンイチと残りの1人もこっちに向かって来ようとしたが、俺は直後にスーツの下の銃をあらわにして、ゼンイチに突き付けた。
「動くなっ!つってんだろ!」
いつになく怒鳴り声を上げた自分に、頭が血に登っているのを感じる。
いや、血が頭にか。