0011 中央 アタル (8/142)

若くして死んだ幼馴染みが、華やかなキャバ嬢になって蘇ったんだ。


死んだ幼馴染みが若い女として楽しみきれなかった人生を、ジュリアが代わりに楽しんでくれてるような喜びはあった。


彼氏がいる事を後に知らされたが、それ自体はどうでも良い。


彼氏がホストっていうのが、無性に気に入らなかったけどな。


ジュリアとはあくまでキャバ嬢と客として月に2回程度、店で会う関係が続いた。


だがある日突然、彼女が店を辞めた事をボーイから聞く。


その頃には、彼氏から突然別れを切り出されたなどの相談も受けていたし、それなりに信頼関係はあったはずだ。


ジュリアの行動には、色々と疑問に思う節はあったが、しばらくして『違う店で働き始めました』と、彼女から連絡があったんだ。


外国の少女みたいに、愛される為に生まれたようなルックスで、派手過ぎないが華やかな化粧。


髪やネイルにお金を使った、甘い匂いのする小悪魔みたいな細い脚。


それがジュリアだった。