0010 文京 ゼンイチ (49/90)

「とりあえずいきなり店長だよ店長 ほらまんざら嘘じゃなくなってきたでしょ?」


店長スタートか。


まあ悪い気はしねえな。


「ふうん」


「このお金は20万円だけ保証金として貰うから はい30万円はお店の立ち上げに使いなよ」


そう言いながら、会長は30万渡してきた。


「女は?」


金を受け取りながら聞いた俺の質問に、会長はメガネを触りながら答える。


「女の子は自分で調達して」


は?


「もう勝負は始まっているんだよ?もう1人の彼なんて自分でスカウトして女の子を調達してるんだから」


なんだと?


「そいつは もう動いてんすか?」


なんか一気にくやしくなった。


「うん ちょうどさっき 来てたんだよね」


さっき来ていた?そのもう1人の会長候補が?


ピンポーン


会長と話していると、突然チャイムが鳴った。


俺も会長も、玄関の方を見る。


俺をここまで通したスーツの男が対応しに行ったみたいだが、すぐにこっちに来た。


「会長 あの」


「今 来客中なんだけど 誰?」