0010 文京 ゼンイチ (43/90)

「もう平気なのか?」


「はい 多分もう大丈夫です」


目黒はルシエの背中をさすったまま、そう答えた。なんか医者みてえだな。


それにしてもなんだよ本当。


せっかく1日で2人も奴隷ができたのによお。


1人はおっさんで、1人は病気持ちのデリケート女だ。


こいつら使って、早速金儲けでもしてやろうかと思ったのに。


今日はもう、なんか疲れたな。


俺はルシエの部屋のその場で寝転がった。


「あー ちょっと寝るから この部屋出ないでおとなしくしてろ 妙な真似したらぶっ飛ばすからな」


俺がそう言うと、2人は静かに「はい」と言った。


なんだかねー、SCMって。


疲れもあってか、いまいちつまんねえな。


やっぱ反抗的な奴を奴隷にする『瞬間』がたまんねえかもな。


手に入っちまっても、いまいちテンションが上がんねえ。


そんなことを考えている内に、その日はそのまま眠っちまった。