0010 文京 ゼンイチ (13/90)
なんでだ!?さっきまで反応はあったのに!なんで無いんだよ!
画面をスクロールしても、反応は全然見当たら無かった。
思わず携帯のボタンをガキみてえに連打しちまった。だが、それでも反応は消えたまま。
ちくしょう。どういうことだ?
俺はベロでSCMを歯茎にねじ込み、周りを見渡しながら歩いてみた。
時々車は通るが、俺から見える範囲に人はいない。
どこにあの赤○がいるかなんて、見当もつかねえ。
せっかく今日は気合い入れて、奴隷候補を探そうと思ったのによう。なんだよこのガッカリ感。
俺がそう思いながら歩いていると、向こう側からチャリンコに乗った女が来た。
不意に目が合う。
特別ルックスがいい訳じゃないが、地味な住宅地には花みてえな今時の格好。
女も一瞬こちらを見たが、すぐに目を反らして前方を見る。そして通り過ぎた。
たった2秒ぐらいの出来事。
なんつうか目元が特徴的で、ドロドロした目力があったな。
あんな強情そうな女が、奴隷になってもおもしろそうだな。