0010 文京 ゼンイチ (11/90)
俺は辺りを見回した。
住宅街のそこは、狭い道路を挟んで一戸建てやアパートが並んでいる。道路は真っ直ぐに伸びているが、道の先には誰もいない。
俺はそのまま来た道を歩き始めるが、それ以降、アラームは鳴らなかった。
方向が違ったのか?
その辺をぐるぐる歩き回ろうとしたが、さっきおまわりとすれ違った。次すれ違ったら確実に職質だな。
それに気分的にも今日はもう疲れた。寒いし。
俺はひとまず、駅前の漫喫に戻る事にした。
暖かい漫喫の小部屋で横になりながら、口ん中のSCMをベロで舐める。
GPSに従い他の反応に近付き、SCMを着けたらアラームが鳴った。
やっぱり他にもSCMを着けている奴がいるんだ!
携帯のGPSを見てみたら俺の現在置周辺に緑反応があった。緑はフリーだよな。
そうか。そうだな。これは俺の反応か。
寝て起きたら、まず戦利品を売りさばいて金を作る。
そしてもう1回、SCMの反応を探してみよう。
あの黄色反応は女か。それとも女の子か。
女ならデリヘルでもやらせて、金を稼ぐのもいいな。女の子なら俺の性奴隷だ。
会長プラチナ計画を進行させつつ、デリヘルの経営か。未来も収入もウハウハじゃねえか。
さらにVipな自分を想像しながら、その日はそのまま眠った。