0007 新宿 セイヤ (32/36)
「セイヤ 何も言えないんだな?」
ユウガは俺を見る。そう、俺はもう何も言えない。
沈黙が答えなんだ。
「え?何で?あたしもセイヤも ユウガの奴隷なのに」
アヤカの疑問に、ユウガが答えてくれた。
「セイヤはもう 僕の奴隷じゃない」
「えー!?」
ユウガの答えに、アヤカはオーバーに驚く。
イラっとしてはっ倒したくなるが、今はそんな場合じゃない。
「恐らく このジュリアって子の主人がセイヤの今の主人だ」
「勝負したの?」
エイアがユウガに聞いた。
「いや SCMの命令は絶対だ 勝負は受けるなという 僕の指示は絶対に守っているはずだ」
そうだユウガ。そうなんだ。
「生命に関わるほど脅されたか 勝負と認識しないで勝負をさせられたんだろう」
当たりだよユウガ。
けど俺は、うなずくこともできない。
苦しそうに、目に力を入れているだけだ。
「勝負を認識しないで 勝負したって SCMはアラームが鳴るじゃないですか」
アヤカはユウガに言ったつもりだろうが、代わりにエイアが答えた。
「外して近づいたんじゃない?」