0007 新宿 セイヤ (30/36)
「知っているのか?」
ユウガは俺を見る。
しかし俺は答えられない。
言ったらジュリアの指示に反する。
「この子セイヤの彼女で たしかジュリアっていう子です」
アヤカがユウガに言い出した。
「え?」
エイアもユウガも俺を見る。
「けど ジュリアってSCMは付けてないんだよね?」
アヤカは俺にそう言うが、俺は何も答えられない。
アヤカは俺の様子を不思議そうに見ていたが、ユウガはすでに俺の異変に気付いていたようだ。
「ならセイヤと別れてから SCMを付けて このブログの作者の奴隷になったのか」
そうだユウガ。それでいい。
「けどセイヤが別れたのは1ヶ月前だったよな?ブログが開始されたのは それより前だ」
ユウガはタバコを消すと、さらにもう1本吸い始めた。
「時期が合っていない」
タバコの煙を吐きながら、考えている様子のユウガに、アヤカが言い出した。
「今までのブログは違う女で 後からジュリアになったんじゃないですか?」