0007 新宿 セイヤ (29/36)
「どういう風に?」
エイアの質問に、ユウガはタバコとマウスを同時に持ちながら答えた。
「より奴隷や主人の心理描写や表現 実験結果がリアルになっている」
ユウガはそう言うと、写真のサムネイルを拡大してくれた。
「これが 主人の命令で奴隷側の女性が入れた和彫らしい」
映し出された女性の肩の写真が、画面いっぱいに映し出される。
女性の肩に入れられているのは、龍の漢字と桜が描かれた刺青だった。
俺はその刺青に見覚えがあった。
「顔まで公開しててさあ それが可愛いの何のって」
次に映し出された写真には、上半身を露出し、乳房には針が刺さっている痛々しい女の姿が映る。
何より違和感があるのは、女性はそれでも、柔らかい笑顔を見せていた。
そして、その女性の顔は
「あれ?この子って」
アヤカが俺を見た。
「あああ」
俺はその場で声をあげ、泣き崩れそうになった。
ブログの写真の女は
ジュリアだった。
主人は
SCMのブログを書いていたのは
リュウオウだったんだ。