0007 新宿 セイヤ (13/36)
「は?当たり前でしょ?」
「この状況の為に 協力して苦労したじゃん」
恐らく、俺とアヤカとの勝負に対してのことだろう。
「うん けどまさか本当に奴隷になるなんて思わなかった」
どうやらエイアは、ギリギリまでSCMの効果を信用していなかったらしい。
それも無理ないが、今に至るまで、ユウガの好奇心か何かに振り回されているのだろう。
俺は少し、2人の状況が理解出来てきた。
「逆に そのモチベーションで一緒にホストクラブまで行ってくれたのがすげえよ」
「は?」
ユウガの言葉に、エイアがユウガをにらむ。
この空気はまずい。
アヤカは、クチャクチャとチャンジャを噛んでいる。チャンジャを噛まずに空気を読め。
「あの」
俺は2人の間に入り、話を切り出すことにした。SCMがあっても無くても、同じことをしている。
「どうして 僕達の居場所が分かったり 主従関係だと分かったんですか?」
俺の発言に、ユウガは携帯を開きながら答えてくれた。
「うん まずはセイヤくんの店の前を通り過ぎた時に偶然アラームが鳴ったんだ」
あ。
「2週間くらい前だよ 多分心あたりあるだろ」
「はい」
確かに以前店にいた時に、1度だけアラームが鳴った。