0006 豊島 アヤカ (36/64)
説明書には、そのことについては書かれていない。
するとまた、心を読んだかのようにユウガが口を開いた。
「ちなみに 説明書には書かれていないけど 団体戦の場合のように すでに主従関係の奴隷と主人が勝負をする機会があった場合」
もし自身の主人に奴隷が勝ったら
「立場逆転 奴隷が主人となる」
あたしは突発的にセイヤを見た。
今は無表情。
だけど、ユウガの話を聞いたセイヤは
一瞬 笑ったように感じた。
自身の奴隷に負けた主人は、立場が逆転する。
あたしがもし セイヤに負けたら、セイヤが主人になる。
今さら、セイヤがあたしを奴隷にしたら。
そう考えたら、背筋がゾクッとなった。
「僕はこれを【革命】システムと呼んでます」
「ま 憶測ですけどね」
ユウガは最後にそう付け加えた。
【革命】システム
そんなの、憶測で終わって欲しい。