0006 豊島 アヤカ (35/64)

ユウガが隣に座るエイアに「説明書」と言うと、エイアはカバンからSCMの説明書を取り出し、ユウガに渡した。


「けど 主人側を負かせば負かした主人と奴隷の まるごとが 手に入る」


それも知ってる。


「さらに ほら 162ページに書いてある」


ユウガは162ページを開いた状態で、あたし達に説明書を渡す。


あたしとセイヤは、渡された説明書を読んだ。


【SCM所有者の団体戦について】


そのページには、SCM所有者が複数集まった場合の勝負の定義についてが書かれていた。


長々と書かれていたが、要はSCM所有者が複数で勝負をした場合でも、勝負のルールに準じ、互いを奴隷にできるという内容だ。


団体戦でもSCMの効果は発揮する。


さらに、その中にSCMを付けていない者がいて、一緒に勝負をしても勝負は行える。


もちろん、SCMを付けていない者が負けても奴隷にはならないし、自分が所有する奴隷をさらに負かしても、変化はない。


あれ?


あたしは、ふと疑問に思った。


1度、奴隷と主人になった者同士が、また勝負をして、もしも主人が奴隷に負けたらどうなるんだろう?


例えば、今のあたしとセイヤが勝負をして、セイヤが勝ったらどうなるの?