0006 豊島 アヤカ (34/64)

ユウガが何かを言おうとするが、セイヤが先に口を開いた。


「申し訳ありませんが とにかく勝負は受けません」


セイヤはSCMであたしの奴隷になってるはずだけど、こういう判断はちゃんと自分でできるのね。


セイヤは答えた後だけど、ゆっくりとあたしを見た。


きっと自分の判断の肯定を、あたしに求めているんだ。


もちろんあたしの意思もセイヤと同じだから、セイヤの答えは問題ない。あたしはうなずく。


なんかこのアイコンタクト的なやりとり、いい。


けどユウガはさらに続けた。


「まあ そう言わずに 提案と条件だけでも聞いてくださいよ」


なんかこの人、営業マンみたい。


セイヤは黙って微笑んでいる。



「まず 勝負は一気に4人でやりたい」



は?何それ。



「奴隷とフリー同士で戦ったり とにかく奴隷やフリーのみを負かしても 奴隷は1人しか手に入らないのは知ってますよね」



奴隷を物みたいに言う言い方が気になったが、あたしとセイヤはうなずいた。