J000 世田谷 ツバキ (103/135)

中央アタルがきっかけで、品川ゼロは奴隷になったと聞いた。この期に及んでその謝罪か。


「っんにやってんだよ品川ゼロ! ちゃんと映せ!」


タブレットから港タキオの声がした。


ゼロが慌ててタブレットを掲げようとした、そのとき。


「今だ!」


中央アタルがゼロの両腕を掴んだ。弾みでタブレットが床に落ちた。


すぐに、エイアとユウガがズシオウマルの身柄を確保する。


「けど、中野ちゃんが!」


足立シヲリの声と同時に、リュウオウがタブレットを拾った。


「心配ないよ。自分の奴隷に何したって、損するのは主人だ」


そして僕を見てから、タブレット越しのタキオに言った。


「お前の言うとおりにはしない」


勝負を……僕との決着をつけない?


同時に、リュウオウは携帯電話を取り出し、耳に当てていた。


「何やってんだクソガキ! 誰にかけてる!?」