J000 世田谷 ツバキ (93/135)

「ああ、そうだよ。どんな機能か確証が欲しかった。そして分かった」


「ほうほう。何だったんだい?」


練馬会長の問いに、リュウオウは一瞬鋭い視線を彼に送る。


「さっきからさあ。気安く声をかけるな、クソジジイ」


練馬会長は口をへの字に曲げ、直後にニヤニヤと笑った。


「おほう。相変わらず怖いね」


「リュウオウ様。J-SCMの正体って?」


アンジュの問いに、リュウオウは言った。



「物凄く簡単な原理。パブロフの犬だ」



当てやがった。このクソガキ。


「パブロフの犬? なんやったっけ?」


渋谷サチが荒川エイアに聞く。しかし、エイアは何も言わずにユウガの側にいた。


代わりにリュウオウが続けた。


「1900年代にイワン・パブロフ、という生理学者が行った実験だよ。要は条件反射だ」