0006 豊島 アヤカ (25/64)
けどあたしは、あのババアがデレデレとスキンシップしている、そんなセイヤの全てを知っている。
ババア、セイヤは素敵過ぎるでしょ?けど全部あたしのものだから。
せいぜい楽しませてもらって、たあんとお金を落としなよ。
セイヤはあたしの作品。そんなあたしの作品で酔う客がいる。
この店のホスト達の頂点であるNo.1セイヤ。
それを陰で操るあたし。
あたしはその連鎖の頂点なのだ。
「ふふ」
久しぶりにセイヤの働く姿を見るといいなあ。あたしが手に入れたものの価値がよく分かる。
これからは定期的に来よう。
「セイヤさんご指名ですよね 少々お待ちください」
「いいのよ セイヤも忙しいだろうから ゆっくりで」
ヘルプの男の子の言葉に、あたしはそう返した。
ヘルプ君は笑顔で、あたしに酒を作る。
どう?余裕の大人って感じでしょ?
ホストの客はこうでなくちゃ。
あたしはそう思いながら、ヘルプの男の子が作った酒を手に取る。
その瞬間。
『 キュイ──ン 』
SCMが鳴った。