J000 世田谷 ツバキ (82/135)
フジコは汗ひとつかかず、リュウオウの首を絞め続けた。
「やっぱり、オムレッ……ツ食べたいかも!」
「フジコって……人間なのか?」
違うよミナミさん。奴隷だ。
直後、リュウオウの焦点が定まった。
「フジコは叫ぶ……!」
ん? ……しまった!
「キャッ!」
2人に水がかかった。
エイアが外から水の入ったバケツを持ってきたのだ。
座っている位置からして、リュウオウのみが出入り口を見ることができた。
気づいたときには、2人の髪からピチャピチャと雫が落ちていた。
誰もが唖然とするなか、リュウオウが立ち上がる。そして言った。
「僕の勝ちだ!!」