J000 世田谷 ツバキ (78/135)

フジコは自身の指をポキポキと鳴らす。


大田ユウガが蝋燭の灯火を見つめた。


「始めッ!」


再開直後、フジコはリュウオウに手を伸ばした。


「死んで?」


「なにやってんのフジコォ!」


ジュリアの叫び。


フジコはリュウオウの細い首を絞めたのだ。


あはは! この女最低だ!


「リュウオウ様ァ!」


ジュリアの悲鳴が部屋に木霊した。


「あ、ぐ……それにつけてもおやつはカールだよね」


苦しそうにそう言ったリュウオウへ、フジコは「何秒もつかしら?」と言った。


リュウオウはその手を掴むが、抵抗はたかが知れている。


フジコの行動と言動はリンクしている。リュウオウはこの状況にまつわる、下手なことが言えない。