J000 世田谷 ツバキ (73/135)

リュウオウの発言によって、開始二度目の間が空いた。


ハッタリ。ハッタリに決まっている。


奴隷の解放は二択。


一、24時間SCMを外す。


一、主人による解放手順とその宣言。


以上だ、3つ目は存在しない。この僕が知らないことなどない!


だが、リュウオウの発言は、台東フジコと渋谷サチだけでなく、この場にいる全員の心を鷲掴みにした。


「……シンノスケはカレーが好きやった」


ポツリと、渋谷サチが言った。どこか寂しげな呟きだった。


「相変わらずハッタリ上手ねリュウオウちゃま」


「三回戦目は僕が決めていいんだよね?」


フジコに続きリュウオウが再び発言した。


発言の内容からして、渋谷サチはマイペースを保つのがやっと。


この勝負はフジコかリュウオウと言ったところか。


渋谷サチが自身の手首を見た。


「あいつから貰ったブレス……なくした」


リュウオウの奴隷解放発言で、テンションが下がっているのか。