J000 世田谷 ツバキ (40/135)
「どう? 私の案は通りそう?」
「もちろん、僕は構いません」
続いて、リュウオウがうなずいた。
「荒川エイアさんは、いかがですか?」
彼女は僕とフジコを睨む。そして「分かった」と言った。
決まりだ。
「一回戦目は、ブアメードの血。地面に血を落としたら負け」
「それじゃ、まずは世田谷チーム、うちの代表者ね」
フジコはヒールを鳴らし、僕の車のトランクを開けた。
「ドッハー! パーティだろ!? 俺も混ぜてくれよ!」
怒声とともに、大きな影がフジコを襲った。
ああ、彼が乗っていた中央アタルの車は僕の車の隣に停まっていたね。
「あら、文京さん。もう回復したの」
「おおよフジコ! サラブレットな俺様を舐めんな!」
文京ゼンイチはフジコの首に腕を回し、人質のように彼女を羽交い絞めにした。
彼の手にはライターが握られていた。予め握っていたライターでラップを溶かしたか。
大方、ロープを燃やそうとしてライターを握ったままだったのだろう。